珈琲と砂糖
僕はほぼ毎日珈琲を飲む。
いつからだろうか、それは定かでは無い。
飲まないと駄目な訳では無いが飲まないと何かが足りないような気がしてならないのだ。
基本的に珈琲はブラックで飲む。
多分昔の自分は大人になりたかったんだろう。
ブラックを飲んでる時だけは”大人”になった気持ちだったんだろう。
それを飲み続けてるのは大人になりきれて無い自分を隠すためなのかもしれない。
この文章を綴りながら缶コーヒーを啜ってる。
都会のビルに囲まれた隕石でも落ちたかのような不思議な空間の公園の小さなベンチで。
なんだか肌寒い
秋入梅が降る中で啜った珈琲は大人になれない癖に無邪気にも笑えない自分の味だった。
次は微糖にしてみるかな、